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審議所の悪魔 Ⅴ

Penulis: エチカ
last update Tanggal publikasi: 2026-05-09 07:45:50

「ございません」

 そう言ったしわがれた祖母の声に、周りの貴族達が眉を顰める。

 貴族は美しい者が好きだ。

 だから祖母を敬遠するのも仕方ないのかもしれない。

 けれど、オルタナはこの久しぶりのあからさまな空気に、怒りを覚える。

 見下している癖に、困ったらすり寄って来て、嘲笑している癖に、死にかけると縋りついて来る。

 そんな人間でも祖母は、結局は助けて来た。

 自分を育てる為、居場所を確保する為、自分の心を捨ててでも人々を助けて来た人なのに、彼らは祖母が一言発しただけでまるで汚い物でも見るかのような視線を藪から棒に投げて来る。

 でも祖母は、教会での三年の修業が決まった瞬間、初めて口角を上げた。

「なら、ついでにその王妃のご友人も教会で預かりましょう。十年もの間離れて暮らしていたのなら、その方が彼も嬉しいのでは?」

 は? 絶対嫌だ。

 教会なんかに連れて行かれ

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